2011年09月

2011年09月30日

医療費、09年度36兆円で最高更新 国民所得の1割超す

 昨日の日本経済新聞の記事です。医療費は年々高騰していますが、ついに40兆円に近づいてきました。2025年度には52兆円という膨大な額になると予想されています。今後、国民が必要な治療を受けられ、しかも効率的に医療費が抑えられるような対策が望まれますが難しい問題です。


『厚生労働省は29日、国民が1年間に使った医療費の総額を示す国民医療費が2009年度に前年度比3.4%増の36兆67億円となり、過去最高を更新したと発表した。高齢化と医療技術の進歩によるコスト増が医療費を押し上げており、1人あたり医療費は若年層を含む全世代で増加。同省は25年度に50兆円を超すとみている。
 国民医療費の増加は3年連続。病気やケガが長引きがちな高齢者が増えていることが主因で、75歳以上の後期高齢者の医療費は約7600億円増の11兆7335億円。医療費全体の32.6%を占めた。75歳以上の医療費は保険給付の5割を税金、4割を現役世代が拠出する支援金でまかなっており、医療費負担が現役世代を圧迫する構図が年々強まっている。
 国民1人あたり医療費は3.6%増の28万2400円で過去最高。年齢層別では65歳未満が平均16万3千円だったのに対し、65歳以上は4.2倍の68万7700円。75歳以上は85万5800円で5.3倍となった。
 1人あたり医療費は若年層も含めた全世代で増えており、厚労省は「医療技術の進歩が背景にある」としている。
 磁気共鳴画像装置(MRI)やコンピューター断層撮影装置(CT)など高度な検査・診断機器が普及。治療技術もメスで胸や腹を開く手術に代わって内視鏡や小さな管を使う非開腹の手術が広がった。高価な医療機器や医薬品を使うことが医療費が高くなる要因の一つになっている。
 国民所得(09年度339兆円)に対する比率は10.61%。初めて10%を突破した。1990年度には5.94%だったが、その後は医療費の増加とともに上昇基調をたどってきた。09年度は金融危機などで国民所得が3.6%減ったことも響き0.72ポイント上がった。
 医療費をまかなう財源のうち、被保険者と事業主が払い込む保険料は48.6%と2年連続で減った。一方、国と地方が税金から支出する公費の割合は37.5%と2年連続で増加。窓口負担など患者負担が占める割合は13.9%で減少が続いた。
 10年度は医療の公定価格である診療報酬を10年ぶりに増額改定しており医療費は一段と膨らむ。高齢化や医療技術の進歩は続くとみられ、今後も国民医療費は増える。厚労省は25年度におよそ52兆円に膨らむ可能性があると推計している。』(日本経済新聞)


doctor_b3 at 08:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)コンサルタント日記 

2011年09月16日

福島県に医療産業拠点整備へ

 本日のNHKニュースの記事です。非常に興味深い記事です。一日も早く下記の構想が実現して復興が進むことを期待します。内容は下記の通りです。

『経済産業省は、福島県の東日本大震災からの復興を後押しするため、医薬品の開発やがんの治療方法の研究などを行う最先端の医療関連産業の拠点を、福島県に整備する方針を固めました。
東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所の事故で大きな被害を受けた福島県では、もともと医療関連の企業の工場などが国内有数の規模で集積している強みを生かして、産業を復興したいという声が挙がっています。このため経済産業省では、こうした企業や地域の医療機関と連携して、福島県に医療関連産業の拠点を整備する方針を固めました。具体的には、福島県内で抗がん剤などの医薬品や最先端の医療機器、介護ロボットの研究開発を行う企業などに費用の一部を助成するほか、がんの転移を防いで治療する新たなシステムの実用化に向けた研究を、世界最大の規模で進めるための設備投資を国が補助することにしています。こうした取り組みを通じて福島県内に新たに企業を誘致するのに加え、患者が治療のために福島県に訪れることによる経済効果も期待できるとしています。経済産業省では、必要な予算を今年度の第3次補正予算案で要求するとともに、医療関連の産業が速やかに事業活動を行えるよう、関係する省庁に対して規制緩和を進めるよう求めることにしています。


doctor_b3 at 08:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)コンサルタント日記 

2011年09月01日

英医学雑誌「長寿世界一」に警鐘も 「日本の保健医療」を特集

 昨日の日本経済新聞の記事です。読んで思ったのですが、まぁ、人それぞれ考え方があるということですね。私は元気で長寿は良いと思いますが、あえて長寿だけが良いとは思いません。物事には良い面、悪い面があります。元気で長生き、人生に悔いなし、を目指すべきだと思います。内容は下記の通りです。

『英医学誌ランセットは1日付で、低い医療費で平均寿命が世界一となった日本の保健医療の現状と課題をまとめた日本特集号を発刊した。「長寿世界一」の背景を分析する一方、経済停滞や不十分なたばこ規制などのため「長寿世界一」から転落する可能性も示唆している。
 同誌は1823年創刊。特集号では国内の研究者計50人が導入50年を迎えた皆保険制度の変遷や医療費抑制策などを分析した論文を寄稿。「長寿世界一」の背景として1950年代から60年代初めは感染症の死亡率が急速に低下、皆保険制度導入後は減塩や降圧剤によるケアが脳卒中死亡率を低下させたと分析した。
 ただ、米ワシントン大のクリストファー・マレー保健指標評価研究所長は誌面で「経済停滞、政治の混乱、高齢化、十分でないたばこ規制という状況の中で効果的に対応しているようには見えない」と指摘。「協力して取り組まなければ世界での平均寿命ランキングから下がっていく可能性がある」と警鐘を鳴らした。』


doctor_b3 at 09:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)コンサルタント日記 
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